5月5日 青森
青森県観光物産館アスパム
県出身の2人の作家の軌跡をたどった常設展が、青森市の県近代文学館で3日から始まりました。展示コーナーでは弘前市出身の作家・石坂洋次郎と五所川原市出身の作家・太宰治の作品などおよそ80点を見ることができます。こちらは石坂が小説「青い山脈」を執筆する際にアイデアを書いた原稿用紙です。校則を破って自転車を運転した生徒について書いた文章は、女学校に勤務していた頃を回想したものです。一方、こちらは太宰が高等小学校に通っていたときに書いた、自分の家族をテーマにしたという作文です。後に人気作家となった太宰の文才は当時の担任からも高い評価を得ていました。県出身の2人の軌跡をたどった常設展「石坂洋次郎と太宰治」は11月23日まで、青森市の県近代文学館で開かれています。