“燃える闘魂”アントニオ猪木参院議員(73)が13日、レスリンググレコローマン130キロ級で五輪3連覇を成し遂げたミハイン・ロペス(34=キューバ)と緊急合体した。
東日本大震災の復興チャリティーイベントの参加を目的に初来日しているロペスと、東京・永田町の議員会館で初対面した。先月25日に死去したフィデル・カストロ前国家評議会議長と親交の深かった猪木氏は、キューバで最も有名な日本人として知られる。キューバ談議に花を咲かせた後、応接室に飾ってあった猪木氏とカストロ氏のツーショット写真を見つけたロペスは「この写真には感銘を受けました。貴重な機会をいただけて大変うれしい。大きな誇りです。偉大なスポーツ選手だった猪木先生とお会いできたことは私にとって大きな思い出になります」と感激しきりだった。猪木氏は来年に開催を予定する第2回「アントニオ猪木元気杯 ちびっこレスリング選手権大会」への協力を打診。ロペスも「喜んで参加したい」と快諾し、再来日を約束した。また、カルロス・ペレイラ・キューバ特命全権大使は「キューバ大使館がお手伝いできることがあればなんでもおっしゃってください」と話し、キューバでのプロレス興行や猪木氏がカストロ氏から贈られた「友人猪木の島」(キューバ版イノキアイランド)での宝探しなどを全面サポートする姿勢を示した。