東日本大震災からの復興を願って、去年まで、青森市など、東北各地で開催されてきた「東北六魂祭」が、名称を「東北絆まつり」に変え、ことしは、6月に仙台市で開かれることになりました。
東北六魂祭は、平成23年に仙台市で開かれて以降、東北6県の県庁所在地を会場に順番に開催され、去年は青森市で開かれました。動員数は、6年間で165万人に上っています。
この六魂祭について、27日に仙台市役所で、東北6県の県庁所在地の市長らが共同で記者会見し、六魂祭の後継として、新たなイベントを開くことを発表しました。
新たなイベントの名称は、「東北絆まつり」で、第1回となることしは、6月10日と11日の2日間、仙台市青葉区の勾当台公園などを会場に開かれ、六魂祭と同様、東北6県の夏祭りを一堂に集めたパレードも行われる予定です。そして、来年以降、東北各県の県庁所在地で順番に行われる予定だということです。
仙台市の奥山市長は「六魂祭でわれわれが得た思いを象徴する言葉として『絆まつり』となった。震災の中で得た結びつきをさらに新しい形で発展させ未来に向けて発信したい」と話していました。