数々の歌の舞台、題材となってきた青森県。この一端に触れるモデルツアーが26~28日に実施され、首都圏の18人が竜飛崎などを訪れた。同ツアーは3月下旬まで計5回計画され、100人以上が参加を予定している。ツアーのアイデアを提供した日本の歌研究家の山内繁さん=青森市出身、東京在住=は「歌文化は観光資源。ご当地ソングによる地域活性化の実現を」と期待を寄せている。
モデルツアーは、「食・温泉・演歌で感じる あずましい青森3日間」との名称で、大手旅行会社のクラブツーリズム(東京)が今回初めて実施した。初日の26日は津軽鉄道の「ストーブ列車」に乗車体験しながら、竜飛崎に到着。石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」の曲が流れる歌碑の前で、ツアー参加者全員が合唱した。2日目の宿泊地となった平川市の南田温泉ホテルアップルランドでは、演歌ショーが開かれた。鶴田町出身で十和田市在住の演歌歌手・北野好美さんが登場し、吉幾三さんが作詞作曲した「津軽平野」のほか、「津軽海峡・冬景色」、自身の新曲などを、津軽弁のトークを交えながら約40分にわたって披露した。
東京から参加した渡辺義行さん(67)は「テレビと違って、直接歌を聴くのは迫力があると実感した」と満足そうだった。青森県の歌文化をテーマにした観光ツアーは、2012年と14~15年に東奥日報紙上で「歌で旅するあおもり紀行」を連載した山内さんが実施を呼び掛けてきた。実現に協力したNPOあおもり観光・誘客推進協会の中嶋與志久さんは「青森県観光がシーズンオフの時期に、演歌ショーを組み入れたツアーで集客できることに、ホテル側も驚いている」と手応えを語る。山内さんは「歌の舞台となる土地を訪れる人は、歌の魂に触れることになる。さらに自ら歌うことで、歌の世界に入ることもできる」と説明。名所旧跡や祭り、温泉、食などに「歌」の要素を加えることで、青森県の観光の魅力がさらに向上すると期待している。
五木ひろし
九頭竜川」「思い出の川」に25年ぶりの楽曲「釧路川」を収録した3曲を発売。
定価:\ 1,500(税込)
商品番号:FKZM-3/4
発売中
発売元:(株)ファイブズエンタテインメント
JAN:4582133109400
01.九頭竜川
02.思い出の川
03.釧路川
04.九頭竜川 (オリジナルカラオケ)
05.思い出の川 (オリジナルカラオケ)
06.釧路川 (オリジナルカラオケ)
Disc02
01.九頭竜川 (ミュージックビデオ) (本人歌唱)
02.九頭竜川 (ミュージックビデオ) (カラオケビデオ)