多くの外国人観光客を乗せて東アジアを航海中の大型クルーズ客船が青森港に寄港し、港では、ねぶた囃子の演奏などで歓迎しました。
青森港に寄港したのは、イギリス領バミューダ船籍で、全長が261メートル、総トン数が7万7400トンあまりの大型クルーズ客船「ドーン・プリンセス」です。
青森港に初めて寄港した「ドーン・プリンセス」は、1500人余りの乗客を乗せ42泊43日の日程でオーストラリアから中国などを経由し、12日夜、青森に到着しました。
13日朝は船内で歓迎セレモニーが行われ、青森市の小野寺市長が「青森は日本情緒が堪能できる観光地とおいしい食べ物がたくさんありますので存分に楽しんでください」とあいさつし、マウリツィオ・ディ・プレーテ副船長にねぶたの絵が描かれた津軽塗りの記念品を贈りました。
13日朝の青森港は、あいにくの吹雪となりましたが、岸壁では、地元の人たちが観光に向かう外国人たちをねぶた囃子の演奏で迎えました。
オーストラリアから来た71歳の男性は、「イギリス生まれなので雪は見たことがありますが、まさか、きょう降るとは思いませんでした。これから弘前城を見て、和食も食べたいです」と話していました。
「ドーン・プリンセス」は次の寄港地・横浜へ向けて、13日午後6時に出港します。