全国の劇場公演の回数が5000回に達した歌手・五木ひろし(69)が、次の目標を「5555回」に定めた。1971年9月25日の東京有楽町・日本劇場の第1回から、46年で達成。五木は21日、名古屋・中日劇場で公演を行い「正式には昨日が5000回だったんですが、貸切だったので一般公演の今日、ご報告させていただきます」と話し、共演者と記念のくす球を割った。劇場公演を始めたころは「芝居と歌で1日3回行いました。元旦から3回やったこともあります。当時は普通だったんですよ」。そんなハードな経験が、前人未到ともいえるこの回数につながったのだという。舞台には「よこはま・たそがれ」など五木の数々のヒット曲を生み出し、7月に死去した平尾昌晃さんの写真が掲げられ、深々と頭を下げる姿も見られた。「たぶんスタートしたときに5000回やれと言われていたらできたかどうか。毎日が必死でした。これもひとえに支えてくれたファンあってのことです」という五木。今夏共演した坂本冬美(50)からは「5555回目指してください」と言われたという。「60代最後の年に5000回できたことがうれしい。まだまだ5、6年はやれそうなので、今後の大目標にしたいですね」。作詞家の故山口洋子さんから与えられたテーマである「挑戦と継承」を70代でも追求していく。
新曲発売
CDシングル
恋歌酒場 / ほとめきの風
五木ひろし HIROSI ITUKI
発売日
2018年 1月10日
レーベル ファイブズエンタテインメント
ほとめきの風」は"ほとめく"という九州は筑後地方の方言(『もてなす』という意味)をとりあげ、さらに久留米市の風物を歌詞に取り入れながら、ほのかな恋心を上品に謳いあげた作品。心のこもった"おもてなし"と"恋心"を丁寧に歌い上げる。そして「恋歌酒場」は阿久悠氏未発表の詞に徳久広司氏が新たに作曲をし録音した最新作です。