第14回AOMORI春フェスティバル 5月5日(日・祝)開催決定!!
青森ねぶた今年初
出陣
VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~ スペイン語バージョンが配信開始!!
"VIVA la VIDA! ¡ Es bueno estar vivo! ~] ¡ La versión en Español comienza la entrega!
Apple Music、YouTube Music、Spotify等で配信中です。
(基本的にスマートフォンで聴くことが出来ます。)
Se entregan Apple Music, música de YouTube, Spotify, etc.
CDの発売は5月頃を予定しております。
¡Viva la vida Japón
Cantante Hiroshi itsuki ¡VIVA LA VIDA!
青森県立七戸高の美術講師、工藤友哉さん(26)は出身地の青森市に根付いた「青森ねぶた」の普及・発展に精力的に取り組む。同校の勤務をきっかけに、県南地方の祭りなどにも足を運び、多彩な文化に刺激を受けながら、県内の郷土美術の違いを探る。「青森ねぶたの研究者となって芸術文化的価値を世に広めたい」と意欲を示す。
小さい頃から青森ねぶたが好きで、高校時代はねぶた小屋で骨組みや紙貼りなど製作の手伝いに力を注いだ。高校を卒業後、「広く一般的な絵の描き方を勉強したい」と考え、弘前大教育学部に進学し、芸術文化専攻を選んだ。そこで弘前ねぷたを研究する大学院の先輩に出会った。「青森ねぶたについても何か進めなくては」との強い思いに駆られた工藤さん。日本画を学ぶ中で「ねぶた自体がアートともてはやされているのに、真面目に研究できる学者肌の人がねぶた業界にいない」と感じた。卒業して就職することも考えたが、「郷土美術として定着させ、ねぶた師を目指す人のためにも、資料集をそろえる必要がある」と考えて大学院に進んだ。工藤さんが大学院2年間で仕上げたのが、1946~2016年の青森ねぶたの写真1200枚を収めた『青森ねぶた全集』。青森市のカメラ店やねぶた師に電話をかけ、資料を集めた労作で、県立図書館(同市)にも所蔵される。主な活動拠点は青森、弘前両市だったが、17年から七戸高の勤務となり、十和田市に移住。同市や七戸町の秋祭りにも触れた。「この2年間で県内各地の祭りを見に行くようになり、改めて日本海側と太平洋側の風土や文化の違いを肌で感じた。津軽地方の祭りも前より俯瞰(ふかん)して見られるようになった」と成果を挙げる。昨年10~12月には七戸高の美術の授業で「燈籠(とうろう)アート」を実施。約100人の生徒が青森ねぶたなどで使う和紙に、ろうで模様を描き、上から染料で彩色をする技法を体験した。「生徒には、ねぶた文化に触れるいい機会になったかな」と話す。2月上旬、弘前市で数日間にわたり個展を開催。青森ねぶたの下絵や金魚ねぶた、生徒の燈籠アートなど作品数十点を披露。来場者には「自分はプロではない」と前置きしつつ、丁寧に解説していた。県内の文化の地域差にも興味が膨らむ。「今後も青森ねぶたに限らず、津軽地方の燈籠文化なども研究していきたい」と語った。