テレビ各局の春の改編がまもなく始まる。司会自体が変わるものもある。その中に記者が視聴者としても楽しみにしてきた番組がある。
歌手、五木ひろし(71)が2013年10月から司会を務めてきたBS朝日「日本の名曲 人生、歌がある」(水曜後7・0)だ。五木にとっては初めての大型音楽番組レギュラー。歌唱に加えて企画にも参加し、演歌・歌謡界の若手に昭和の名曲の数々を歌わせることで確実に実力をアップさせてきた。が、平成が終わるのを前に大きな役割を終えたとして、五木は27日の放送を最後に5年半の司会を卒業する。その収録が先日、東京都内のスタジオで行われ、川中美幸(63)や天童よしみ(64)らベテラン勢から、五木が育てたとも言える市川由紀乃(43)、三山ひろし(38)、山内惠介(35)らそうそうたる面々が顔をそろえた。記者もその場に立ち会ったが、五木は「この番組は各BSで次々と歌番組が誕生するきっかけになった。歌謡史の新たな幕を開いたと思う」とテレビ史に足跡を残せたことに満足そう。「最初は単発番組だったので、まさかレギュラーになるとは…。でも、引き受けた以上、精いっぱいやってきた」と笑顔を見せた。
五木は3000曲以上の演歌・歌謡曲を歌えるだけでなく、作曲もこなし、後輩や若手の面倒見もいい。それだけに最後の収録では、感極まった出演者たちが涙ぐむほどだった。が、感傷にひたる間もなく、五木は「司会は卒業しても、歌手としてはまだまだ現役なので、よろしく」と言ってさっそうと去った。
五木自身、ユーモアをまじえた司会は、この番組で培ったと言えそう。それこそまた、別の番組でもぜひ司会をやってほしいが、この番組は4月から「日本の名曲 世界の名曲 人生、歌がある」に生まれ変わる。内容も演歌・歌謡曲から、ポップスやロック、アニメなどにもジャンルをひろげ、司会は歌手、布施明(71)がバトンを受ける予定だ。布施のレギュラー司会は20代以来となるが、「素晴らしい歌や歌手の誕生する一助になれば」と話しており、新たなスター誕生に期待したい。
第14回AOMORI春フェスティバル 5月5日(日・祝)開催決定!!
青森ねぶた今年初
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