4月25日 青森
津軽鉄道
駅舎
早朝の静かな水面が錦秋を映し出した。青森県十和田市の蔦沼(標高約465メートル)周辺は紅葉が見ごろを迎え、22日も大勢のカメラマンや見物客が訪れた。この日は未明からあいにくの雨となったが、県内外から来たカメラマンや蔦温泉の宿泊客など約100人が木道に並んだ。夜が明けると雨は弱まり、時折、朝日が差し込んだ。撮影ツアーで来ていた和歌山県の田原幸子さん(63)は「日が差した瞬間、山が赤くなって素晴らしい景色に鳥肌が立った」。同所で売店を経営する十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会の小笠原哲男会長(86)によると「見ごろは今週末ぐらいまでだが、遅れ紅葉(もみじ)も味わいがある」と話していた。