きょう2月29日は語呂合わせで「ニンニクの日」。ニンニクの生産が盛んな七戸町では4年に1度のフェスティバルが開かれ、ニンニク料理の試食やギョウザの早食いなどが行われた。229(ニンニク)フェスティバルは特産のニンニクを多くの人に知ってもらおうとJAゆうき青森が24年前から4年に1度開いている。会場の天間林体育館では酒井一由組合長が「これからもニンニクの産地を守り続けていきたい」と述べ、今後の飛躍を誓った。会場には試食コーナーが設けられ、訪れた人たちがニンニクを豚肉で巻いた料理やニンニクを生地に練りこんだピザなどを味わっていた。またステージでは普通のギョウザの25個分もある特大ギョウザの早食い大会も開かれ、訪れた人たちが4年に1度のお祭りを楽しんでいた。
一方、青森市では黒ニンニクの魅力を発信する「全国黒にんにくサミット」が開かれた。サミットは県内の加工業者で作る「県黒にんにく協会」が初めて開いたもので、全国の加工業者や研究者など240人が集まった。生ニンニクを熟成した黒ニンニクは健康食品として人気が高まっており、世界24か国に輸出されている。大会ではガンの予防に一定の効果があるといった研究成果が紹介されたほか、黒ニンニクの輸出拡大をはかるための全国組織を作り、共通した加工基準を設けることなどが宣言された。黒ニンニクをさらに広めるため、ことし9月6日には世界で初めての「世界黒にんにくサミット」が開かれる。