「雪の回廊」で知られる八甲田山系の国道、「八甲田・十和田ゴールドライン」で、来月の開通に向け道路に積もった雪の除雪作業が急ピッチで進められています。八甲田山系を通って青森市と十和田湖をむすぶ国道、通称「八甲田・十和田ゴールドライン」は、毎年、11月下旬から3月末まで雪の多い8キロの区間が閉鎖されています。来月1日からの開通を目指し道路を管理する青森県は先月末から除雪作業を始め、15日は酸ヶ湯から2キロ余りの地点で作業が行われました。除雪車が積もった雪を次々と削っては道路の外に勢いよく飛ばし、高さ5メートルほどの雪の壁が出来ていきました。このところの暖かさで雪どけが進み壁の高さは例年に比べて2メートルほど低いということです。作業は青森市側と十和田市側から進められ今月28日に貫通する予定で、来月1日の開通のあと観光客にも人気の数キロにわたる「雪の回廊」が楽しめるということです。除雪作業を担当している作見晃一さんは「作業は順調に進んでいて、安全を第一に観光客が楽しめる雪の壁に仕上げていきたい」と話していました。
首都圏の若者たちに青森ねぶた祭の魅力を伝える取り組み。東京でハネトを体験できる催しが開かれ、参加した人たちがまつりの熱気に触れていた。東京渋谷。若者が集まるライブハウスから聞こえてきたのはねぶた囃子。ハネトの熱気を首都圏で体験できる「東京佞武多」。「東京佞武多」は首都圏の若者たちに青森ねぶた祭の魅力を伝えようと東京のIT企業など4つの会社でつくる実行委員会が開いた。きっかけはおととしの青森ねぶた祭。実行委員会のプロデューサーを務める天毛伸一さん41歳が初めてまつりに参加し、躍動感あふれるハネトの熱気に触れたのがきっかけ。 13日は実行委員会がインターネットで募った300人が無料で招待された。参加したのは20歳代の若者が中心でねぶたファンで作る「青森ねぶた祭LOVERS」の成田翼代表から指導を受け、ハネトの熱気に触れていた。「東京佞武多」はことし6月と9月、12月にも1回ずつ開かれ、首都圏の若者たちに青森ねぶたの魅力を発信する。