準まつり体制に入っている弘前さくらまつりは23日開幕する。弘前公園は外堀のソメイヨシノが満開となり、大勢の花見客でにぎわっている。弘前公園のソメイヨシノは22日午前外堀が満開、園内が7分咲き、それに西掘の桜のトンネルが3分咲きとなり見頃を迎えた。園内には全国各地から大勢の花見客が訪れ、見頃となった桜や曳屋で移動した天守を写真に収めるなどして春本番を満喫していた。また本丸などでは桜の下で宴会を開くグループも見られ、盛り上がりを見せていた。16日の準まつり体制から営業を続けている四の丸の出店街も人出が増えてきたということで、活気付いてきた。中掘ではことし初めて貸しボートが試験的に行われている。水面から見頃となった桜ごしに辰巳櫓や杉の大橋を見上げる光景は、これまでにない新鮮な感覚。一方桜の開花に誘われるように、弘前市内も賑わいをみせている。公園近くにある「津軽藩ねぷた村」は県外ナンバーの車や大型観光バスで満車が続き、お土産コーナーも混みあっていた。弘前さくらまつりは23日の開幕と同時に園内の桜が満開になると予想され、最高潮を迎える。
県内各地の桜が見ごろを迎えた。今週末は花見という方も多いのではないか。花見には欠かせないシャコ、ガサエビが青森市の市場に出回り始めた。青森市古川の青森魚菜センターには22日朝、陸奥湾で獲れたガサエビがずらりと並んだ。ガサエビはトゲクリガニと並んで花見に欠かせない旬の味覚。青森魚菜センターにはいつもの年より1週間ほど早い今月中旬頃からまとまった量のガサエビが並ぶようになった。
ことしは水揚げが多いというが、1キロあたりの値段はいつもの年と同じ2500円から3000円となっている。ガサエビは海水の温度が上がるにつれて水揚げの量が増え、来月末頃まで楽しめそう。
流行歌歌手の五木ひろしが12日、東京・品川プリンスホテルステラボールで開催された新曲「思い出の川/九頭竜川」(13日発売)発表会を開催。同曲を作詞した作家で元東京都知事の石原慎太郎氏も駆けつけ、エピソードに花を咲かせた。石原は今回、25年ぶりとなる作詞曲「思い出の川」を五木に提供。スタジオで偶然、再会したという五木は「僕らは先に入っていて、いっぱいだったものですから、『先生、僕らもう終わりですからどうぞ』と席をお譲りした」と振り返り、「スタジオを片付けていたら、(石原が)女房を店員だと思って間違えていた」と暴露。石原は「『はやくしろよ』って。大恥かいちゃった。奥様、失礼しました」と照れ笑いした。その後は「(石原の)奥さんからすぐ電話がかかってきて、『先ほどは大変失礼しました』って」と謝罪を受けたという五木。「せっかちなんですよ、座った途端に『ビール』って…」と続けると石原を「言わなくていい、言わなくて」とタジタジにしていた。イベントでは第一部として五木のプレミアムライブを開催。二部では「思い出の川」の作詞を手がけた石原とトークを展開した。自らが手がけた楽曲を五木の生歌唱で堪能した石原は「じんときたね、年をとった」としんみり。五木は「とにかく気に入っていただけたので十分」と満足していた。