かまぼこ、総菜製造の丸高高橋蒲鉾店(青森市、高橋俊勝社長)は26日、水産加工品製造のヤマモト食品(同、山本浩平社長)の看板商品「ねぶた漬」を使ったおにぎりを発売したと発表した。ねぶた漬は発売開始から今年で50周年を迎えたロングセラー商品だが、おにぎりの具になるのは初めてという。
ねぶた漬は数の子を主体にスルメ、昆布、大根、キュウリなどを原料としたしょうゆ漬け。高橋蒲鉾店によると、汁気があるため、おにぎりの商品化には液だれを防ぐのに最も苦心したという。山本社長も「ねぶた漬のおにぎりの話は、これまで各社から何度も打診があったが、難しく実現しなかった」と話す。新商品の名称は「直巻おむすび ねぶた漬」で、価格は消費税込み138円。青森県、岩手、秋田の北東北3県のイオン系スーパーで販売している。