青森市では26日、衣装の着付けと跳人の講習会がありました。青森青年会議所の跳人参加促進事業の一つとして開かれたこの講習会。「跳ねれば分かる迷わず跳ねろ!」の呼び掛けに、ねぶた祭に参加したことがない市民およそ40人が集まりました。悪戦苦闘すること30分。受講者たちはようやく着付けを終えました。ねぶたの衣装をまとった受講者。次は跳人の練習です。受講した人たちには、ねぶたの衣装が無料で貸し出され、祭り期間中、青森青年会議所ねぶたで跳人として祭りを盛り上げます。
青森ねぶたの歴史を知るうえで、貴重な資料が青森市で見つかりました。127年前のこの写真、ねぶたとともに参加者や観客の姿が写っています。その裏には、「明治24年七夕祭ネブタ 青森塩町若者連 莨町ニテ」と書かれています。青森まちかど歴史の庵「奏海」では、27日から写真の現物のほか、拡大したパネルを展示しています。青森市に住む石郷岡朝子さんの自宅から発見されたこの写真は、これまでに見つかっているねぶたの写真の中では、最も古いものとみられています。この写真は、現在開催されている「懐かしの昭和のねぶた」写真展とともに、8月26日まで展示されています。