神戸市を中心に地方料理店を展開する「ワールド・ワン」(河野圭一社長、神戸市)が青森県の食材を使ったご当地居酒屋「青森ねぶたワールド新橋店」を27日、東京・新橋に開店する。店内はねぶたやねぷたにちなんだ展示に彩られ、メニューには青森県の名物がずらり。26日のオープニングセレモニーでは、出席者が青森色豊かな店の首都圏出店を祝った。この日は、食材を提供している県内事業者や生産者らも顔をそろえた。三村申吾知事が「青森県の食材には絶対の自信がある。ぜひ応援し盛り上げていただきたい」とあいさつ。河野社長は「青森に足を運ぶ度、食だけでなく祭りなどの文化の深さや人々の思いの熱さに触れ、大ファンになった。青森の良さを一人でも多くのお客さまに伝えたい」と力を込めた。八戸前沖さば、海峡サーモンなど海の幸や、十和田バラ焼き、五所川原市産の馬刺し、県産ゴボウの唐揚げなど、メニューは青森尽くし。地酒も多数そろえ、締めのご飯ものは県産米「青天の霹靂(へきれき)」と、青森県に徹底してこだわった。物販や観光情報の発信も行う。青森県とワールド・ワンは2017年4月、食と観光の連携協定を締結。同社は県産品の保冷輸送サービス「A!Premium(プレミアム)」を使い、青森県に特化した居酒屋2店舗を神戸市に構えている。新橋店はJR新橋駅から徒歩2分(新橋3の13の4、eatus新橋3階)。27日は午後5時に開店し、1月7日からランチも営業する。問い合わせは同店(電話03-6809-1777)
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