「青森ねぶた祭」で、ねぶたのまわりで踊る「ハネト」と呼ばれる踊り手を増やそうと、若者などに参加を呼びかけるPR隊の出発式が20日行われました。
「ハネト」は、ねぶたのまわりで、笛や太鼓の音に合わせて元気よく踊る、「ねぶた祭」に欠かせないものですが、最近では、踊り手の減少傾向が続いています。
このため、青森市は去年から若者が中心となって「ハネト」への参加を呼びかける取り組みを始めていて、まつりが間近に迫ったのを受けて、20日、青森市でPR隊の出発式が行われました。
鹿内博市長は「若いパワーやエネルギーでことしの青森ねぶた祭を盛り上げて下さい」と激励しました。
このあと、PR隊のメンバーの代表が「市民に参加を呼びかけて青森の夏を熱くします」と決意を述べました。「ハネト」は当日でも参加できることから、PR隊のメンバーは、まつりの期間中まで市内各地の商業施設を訪れ、若い人たちにチラシを配るなどして「ハネト」への参加を呼びかけることにしています。PR隊に参加した、青森公立大学1年の菅原和さんは、「ハネトとしてまつりに参加することで観光客や地域の人たちと関わることができるので、まずはハネトが減少傾向にある現状を多くの人に知って欲しいです」と話していました。