「青森ねぶた祭」を前に、青森市では、完成間近のねぶたを台車に載せる「台上げ」作業が行われ、まつりに向けた準備が進んでいます。「青森ねぶた祭」まであと10日あまりとなり、青森市の「青い海公園」では、大型のねぶたづくりが大詰めを迎えています。
完成を間近に控えたねぶたを台車に載せる「台上げ」作業がきょうピークを迎え、20日午前中から、高さが5メートルもある大型ねぶたをまちを引き回すための台車の上に載せていきました。
このねぶたは、ねぶた師の竹浪比呂央さんが制作したもので、福島の原発事故からの復興とふるさとを離れた人たちが早期に帰れることなどをテーマに掲げているということです。
台上げ作業には、竹浪さんも立ち会い、台車に上げられたねぶたを下から眺めて出来栄えを確かめていました。台上げが終わると提灯などの細かい飾りをつけて、ねぶたは完成し、祭り本番を待つばかりとなります。竹浪さんは、「ねぶたにはその年々の願いや祈りを表現できたらと考えていて、ねぶたを見ることで楽しさを感じ元気になってもらえればと思います」と話していました。
青森ねぶた祭は来月2日から7日まで行われ、ねぶたが中心街を練り歩き夏の青森を彩ります