2016年春の北海道新幹線新青森-新函館北斗開業に向け、東青地区の商工団体などでつくる津軽海峡ブランド博実行委員会は、津軽海峡周辺地域にゆかりのある商品を「津軽海峡ブランド」に認証し、共通のロゴマークを付けて発信する制度を始める。27日、青森市のはまなす会館で開いた委員会で、商工団体側から推薦があった14品を認証した。認証商品は、実行委が来月21~23日に同市の青森産業会館で開くブランド博など各種展示商談会でPRし、販売促進を図る。ブランド認証制度は、昨年度のブランド博に参加した県外のバイヤーから「もっと津軽海峡のイメージを前面に押し出した方が売りやすい」との意見を受け、新設した。ロゴマークのデザインは、津軽海峡の波をかたどり、桜や魚など本県と道南両方に共通する名物のイラストを加えた。認証商品は、津軽海峡や津軽・下北半島、道南などにある地域ならではの素材を使った食品が対象。同日認証が決まったのは、青森市のカシスを材料にした菓子、同市浪岡産のタマネギを麺に練り込んだラーメン、外ケ浜町の焼き干し、今別町のモズクなど。実行委は今後も認証商品を増やしていく方針だ。実行委の委員を務める市産業振興財団の村井昇平副理事長は「ブランド認証を機に商品のレベルアップを図り、積極的に売り込んでいきたい」と話した。
28日は北日本を中心に寒く、北海道・札幌市など各地で初雪を観測した。また、27日夜は東京地方で木枯らし1号が吹いた。日本列島の上空には、北から今シーズン一番の強い寒気が流れ込み、北海道や東北北部では雪が降っているところがある。青森県の酸ケ湯では、午前10時40分現在、16cmの積雪が観測されている。客は「(きょうは紅葉が目当てですか?)そうなんです。びっくりしました」と語った。
また、札幌・旭川・函館では、初雪が観測された。東京都内では、28日朝の最低気温は、13.8度と平年を下回り、北風の影響で、さらに寒く感じられた。街の人は、「とても、けさは寒く感じます」、「風が強いというのをニュースで見たので、長めのストールを巻いてきました」などと話していた。
東日本や西日本では、日中は平年並みまで気温が上がる見込みだが、29日朝は今シーズン一番の冷え込みとなるところが多くなるとみられる。