青森地方気象台は、１９日午後、「青森市で平年より５日早く桜が開花した」と発表しました。
青森地方気象台では、１９日午後１時半、担当の職員が、青森市内の桜の開花の基準になっている、敷地内のソメイヨシノに、数輪の花が咲いているのを確認しました。
これを受けて、気象台は、「青森市で桜が開花した」と発表しました。
気象台によりますと、青森市の桜の開花は平年より５日早く、去年より２日遅いということです。
青森地方気象台の外崎均調査官は、「３月以降、気温の高い日が多かったため、平年より早くなったとみられる。あと４日から５日で満開になるのではないか」と話していました。
また、１９日は梅の開花も発表されました。平年より２日早く、去年より４日遅い開花です。
桜と梅が同じ日に開花するのは平成２４年以来、６年ぶりだということです。
２１日から「青森春まつり」が始まる青森市の合浦公園では、まつりの開始に先立って、１９日から露店の出店準備が始まりました。焼き鳥店で営業の準備をしていた男性は「きょうの開花はタイミングがいいが、桜がないと売り上げも違ってくるので、どの程度、もってくれるかが心配だ」と話していました。
また、公園内を１０か月の長男と散歩していた２７歳の女性は、「桜が開花したと聞くと、なんだかうれしくなる。息子と初めてのお花見を楽しみたい」と話していました。